「地域を知ろう!!」【福祉教育事業】

海南市社会福祉協議会では福祉教育で『自分が住んでいるまちを知り、地元愛を育む』を目的としたプログラム【地域を知ろう!】を実施しています。
今回は、海南市立内海小学校6年を対象に、2回にわたり実施しました。
まず第1回目は、自分たちの住む地区の活動者からお話を聞きました。

 民生委員はじめ、登下校の見守り活動をしている方やこども食堂ボランティアさんなど、日頃、地区で活動されている活動者の方々のお話に子どもたちは、メモを取りながら真剣に聞いています。
その後は各活動者と一緒に【内海地区のいい所】【内海地区の課題】【自分たちにできること】などについて話し合いました。

子供たちからは、「内海地区は自然がいっぱい」「学校から電車が見える」「優しい人が多い」「挨拶してくれる人が多い」など、自分がたちが感じている【内海地区のいい所】を紹介してくれました。
中には「駅が近くどこにでも行けるから住みやすいんやで」って教えてくれた子もいました。
また、【内海地区の課題】では「空き家が多い」「ボランティアが少ない」などの意見が多く見られました。。。
各班で意見を出し合った後に【自分たちにできること】についても併せて考えてもらいました。

「空き家を無くす!」「えっ!?どうやって???」「…空き家で会社を立ち上げる」
「起業家なん?!」「どんな会社なん?」「それは時代に合った内容にする…」
と面白い発想をするグループもあれば…
配食ボランティアをされている方が入ったグループでは
「私たちも一緒にできたりしますか?」「ご飯は自分らでは作れやん」「一緒には配れる!!」
との声も。
ボランティアさんも「一緒に配れたら嬉しい、高齢者も喜ぶわぁ」
となんとも現実的なお話しをしています。
他にも「地域カフェのお手伝いができますか?」「子どもの参加が少ないのであれば私たちが参加する」などの意見もみられました。
最後には各班で出た意見をみんなで共有しました。

後日…子どもたちから出た意見の中から、「わかば会と一緒に配食活動がしたい」の意見が採用されわかば会と一緒に配食することが決定しました!!
第2回目は、実際にわかば会と子どもたちが一緒にお弁当を届けてみました。
わかば会が作るお弁当の包み紙には、毎回、季節に合った童謡と折り紙が貼られています。
今回はその包み紙に子どもたちのメッセージも添えることにしました。
包み紙には、「たくさん食べてね」「いつまでもお元気で」「健康で長生きしてね」と可愛いメッセージと共に可愛いイラストも描いてくれています。
手書きのメッセージってなぜか嬉しいですよね(*´艸`*)♪

配食当日…わかば会のみなさんが朝早くからお弁当の準備をしてくれています。
厨房となった公民館はとてもいい匂いが…(*´艸`*)♡
今回の内容は【すき焼き】です!!!
ボランティアのみなさんは手際よく詰めていきます。。。
100食ちょっと並んでいるお弁当は美味しそうで…圧巻でした!!

小学生も合流しいざ!出発~!!
グループに分かれ、配達先のお宅まで歩いていきます。
途中子どもたちは「緊張する」「上手く渡せるかな?」「家にいるかな?」などと話しながら向かいます。
「こんにちは! お弁当を届けに来ました!」元気よく玄関で挨拶をすると、配達先の方は「今日は小学生も一緒に来てくれたの?」と笑顔で出迎えてくれました。

子どもたちは、一軒、一軒、「たくさん食べてね」「残さず食べてね」「元気でいてね」と声をかけながらお弁当を渡していきます。
お弁当を受けた方たちは、とても嬉しそうに「ありがとう」「しっかり食べます」「うれしいよ~」と笑顔になり、その笑顔をみて子どもたちも笑顔になります。
配り終わって子どもたちは、「緊張してたけど喜んでもらって嬉しかった」と話してくれました。
配り終わったグループの子たちは、進んで片付けのお手伝いもしてくれました。
みんなが笑顔になる1日でした。

今回、当会が実施する福祉教育事業【地域を知ろう】にご協力いただきました地域の方々には厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。

御協力(敬称略、順不同)

民生委員児童委員、きうちこども食堂、
地域カフェひろばどっとこむ、配食ボランティアわかば会