「防災学習」【福祉教育事業】

海南市立第三中学校1年生が「災害時の避難所で中学生の自分に出来ること」というテーマで防災学習が行われました!

まずは、「自然災害ってどんな種類があるか?」をみんなで考えました。

災害について学んだあとは…
「防災すごろく」で非常時の備えなどについてクイズをしながら学びます。
このすごろくは、発災前からスタートし、「家のまわり」「避難所」「災害ボランティアセンター」などの場面を進みながら、状況に応じた備えや助け合いの大切さを学べる内容となっています。
また、災害時にはトイレに困るのをみなさんはご存じですか?
災害後には水道が止まったり下水が使えなくなったりして、トイレが使えなくなることがあります。
そのため、1人1日5~7回分の簡易トイレが必要とされています。
今回は新聞紙で作れる非常用携帯トイレをみんなで作っていきます。
「これでトイレは出来るのか?」「無理かもしれない」
生徒たちは「非常時に備えること」を考えながら作成していました。

非常用携帯トイレと防災すごろくの2つのワークショップを行ったあとで本日のスペシャルゲスト!!
今年度、海南市社会福祉協議会では、和歌山県立海南高等学校の教育プログラム「総合的な探求の時間」で生徒のみなさんと様々な交流をしてきました。
その中で「防災・減災」について研究している班と知り合えました(o^―^o)ニコ
今回、自分たちが研究したこと、避難訓練で体験したことを中学生に向けて発表して欲しいとお願いしたら快く引き受けてくれました(人”▽`)ありがとう☆

 高校生の発表に中学生も真剣に聞いています。
発表では「災害時に自分たちで出来ること」は何かを一緒に考えました。

発表が終わるとみんなで避難所生活で必須になる「段ボールベッド」をみんなで協力しながら組み立てていきます。
「これはどう組み立てる?」「これは合ってる?」「ここはこう?」「そっち持ってくれる?」などお互いに声をかけあいながら組み立てていきます。
「いざっ!」って時も声の掛け合いは大切なんです。自然と出来るっていいですね(o^―^o)ニコ
組み立てたあとは寝心地、プライバシーなどを確かめます。

「む、無理かもしれない…」「意外に寝れる?!」「硬さがちょうどいい」「何人、乗っても丈夫」「意外にプライバシーは守られる‼」など口々に話しています。

段ボールベッドの後は避難所用パーティションで実際の避難所生活を体験…
この中で家族と過ごすことをイメージしながらみんなで中に入ります。。。
「段ボールベッドだけよりかは完全に守られる」「周りが気にならない」「天井が開いてるから声は聞こえる」
「何日でも過ごせる」「無理やろ」
様々な意見を出しながら避難所での生活をイメージしています。
「季節によるかも」「最近は寒いから…」「毛布あったら大丈夫」
(*-ω-)ウンウン。
確かに避難所となるのは体育館がほとんどです。季節によっては寒かったり暑かったりしますよね…。
みなさんも避難する際に持ち運ぶ防災グッズはもう一度考えてみてもいいかもしれませんね☆彡

中学生にとっても高校生にとっても防災について考えるいい機会となりました。
協力してくれた和歌山県立海南高等学校の防災・減災班のみなさまありがとうございました!