高齢者疑似体験を通じて

令和4年6月8日に巽中学校3年生が【様々な立場について】を学ぶきっかけにと
【高齢者疑似体験】を実施しました。
生徒たちには【高齢者は何歳からか?】【高齢者のイメージは?】など、体験をする前に事前学習をしてもらいました。

【高齢者のイメージ】を聞いたところ…
『腰が曲がっている』『杖を使っている』などのイメージや…
『お小遣いをくれる』『いろいろと教えてくれる』などの意見もありました。
今回は、一般的に想定される高齢者の身体的特徴を再現するため【目・手足・腰】に
特殊な器具をつけ【日常生活の一コマ】を体験していきます。。。

【洗濯物を干す】【文字を書き写す】【外のトイレに行く】【お買い物に行く】の4つの日常の一コマを体験していきます。
体験器具を装着している生徒はそれぞれのブースで『文字が読みづらい』『洗濯バサミが上手くつかめない』『買い物リストや商品パネルが読みづらい』『耳が聞こえづらい』など難しいところや不安なことを声に出しながら体験していきます…
体験している子を見守る生徒たちは『洗濯物、裏やで』『洗濯バサミ、ここだよ』と言いながら手を差しのべたり、外に出る体験では『下り坂を下りるからね』『段差があるから気を付けてね』と声をかけながら体験者が不安を感じない様に両手を持ってゆっくりエスコートしている生徒が多くみられました。
体験後の生徒たちの感想文には…

その人に合ったコミュニケーションの取り方で意思疎通をするようにしたい!

一声かけて手助けが必要かを確認する。

町のバリアフリーはもちろん心のバリアフリーを心がけたい。

など今回の体験を通じ生徒たちは中学生である自分に出来ることを書いてくれていました。
体験中の様子から生徒たちは普段からお互いに気に掛け合っていることが感じ取れました。
今回の体験をきっかけに、その優しさを高齢者をはじめとした、より多くの人に向けられるようになればと思います。