海南市社会福祉協議会

亀川のまちをよくしよう!プロジェクト(亀中1年)

2018-02-28

平成29年度、亀川中学校では人権学習の取り組みの一環として、年間22時間をかけて
「亀川のまちをよくしよう!プロジェクト」に取り組んできました。

地域を基盤とした“中学生による主体的・対話的な学びと実践プログラム”は海南市ではじめての取り組みです。

まずは、地域を知ることからはじめた中学1年生。地域で活動されている方のお話を聞いたり、高齢者のお宅へインタビューに行ったり、中学生の目線で「亀川地域の困りごと」を整理しました。

「亀川地域の困りごと」を解決するために、自分たちにどんなことができるのだろうか…。
色々な情報を集めながら、グループで話し合いを重ね、自分たちの想いをカタチにするために行動しました。
自分たちが暮らす亀川をよりよくするために…亀川に暮らす人々をしあわせにするために…

「動き出せば地域(まち)が変わる!~私たちにできること~」中学生の学びの軌跡です。


【第1回】ふくしってなんだろう? ・ 亀川の地域活動を知る

福祉とは「ふだんのくらしのしあわせ」。亀川のまち、亀川に暮らす人々をしあわせにするために、これから22時間のプログラムがはじまります。
本日は、地域で活躍される様々な方(自治会、民生委員児童委員協議会、友愛クラブ、女性会、福祉施設、ボランティアさんなど)にお越しいただき、各団体でのされている活動などを紹介して頂きました。
HP1


【第2回】ご近所助け合いゲーム ・ 亀川の地域資源の整理

地域に暮らす様々な人の立場になって、どんな困りごとがあるか、またお互いどんな助け合いができるのかをゲームを通して考えました。
また、亀川の地域資源をグループで把握・整理しました。
HP2


【第3回】高齢者インタビュー準備

グループで高齢者に聞いてみたいことを考え、また亀川地域の良いところ、困りごと(地域課題)を予想し、インタビュー準備を行いました。


【第4回】高齢者インタビュー当日 ・ 地域調査

民生委員児童委員協議会や地域の方々にご協力いただき、インタビュー・地域調査に行きました!
「買い物に困っている」「ひなん場所が遠い・少ない」など、亀川の困りごとの他、高齢者のくらし、昔の亀川のことなどたくさんのことを教えて頂きました。
HP3


【第5・6回】地域課題の整理

インタビュー内容をまとめ、亀川地域の困りごと(地域課題)を整理!
その中から、自分たちが取り組む課題を決定しました。

★1年生10グループが取り組んだ地域課題と理想の結果

 クラス-グループ 地域課題(困りごと) 理想の結果
A-1 空き家が多い その土地を役立つことに使う。誰かに家を買ってもらう
A-2 近くにスーパーがない

 

買い物に困っている人を減らす(訪問販売・スーパーをつくる)
A-3 ひなん場所が遠い・少ない 全員が避難場所へ行けるようになる
A-4 車通りが多くて危ない 事故をなくす
A-5 交流が少ない 地域の交流を深める
B-1 車が多い道路に歩行者用の信号がない 事故が起こらず、車を運転する人や歩行者がお互いに注意し合える
B-2 地域の人や子どもたちが挨拶をしていない すれ違った瞬間、知らない人でも元気に笑顔であいさつができるようにしたい
B-3 近所付き合いがない 集まりが増えて近所付き合いが良くなる(交流を増やす)
B-4 スーパーからバス停まで重い荷物を持っての移動が難しい 買い物に困らないようなまちにする
B-5 親子クラブに参加する人が減り、活動がなくなった 子どもから高齢者まで楽しめるクラブにしたい

さぁ次回から、理想の結果をめざして動き出します!


【第7・8回】私たちにできることを考える(作戦会議)

地域の方々の所に相談に行ったり、グループで話し合いを重ねながら、地域福祉活動の実践に向けて準備をすすめました。
HP4


【第9・10回】地域福祉活動実践!想いをカタチに!

自分たちが選んだ困りごと(地域課題)を解決するために、自分たちで主体的に考え行動しました!
HP5
1年生が実践した、地域福祉活動を一部をご紹介♪
●課題【あいさつが少ない】→小学校であいさつ運動
●課題【地域の交流が少ない】→地域で交流会を開催
●課題【買い物で思い荷物を運べない】→買い物ツアーを開催

上記以外にも、避難所の啓発や交通安全のポスターやチラシを作成したり、親子クラブを盛り上げる活動をしたり、各班で趣向を凝らした活動を実践しました。
ポスターやチラシを作成するだけでなく、どこに掲示するか、またどこに配布するのかも自分たちで考え、自分たちで依頼に行きました。緊張しながらも、自分たちで打ち合わせを重ね、頑張っていました!
また、たとえば同じ「買い物」についての困りごとであっても、グループによって大切にしたい想いや、解決までのプロセスが全く違っており、改めて中学生の発想の豊かさ、柔軟さ、そして自分たちで考え実行する力を感じました。


【第11・12回】活動報告会

最後は、地域の方々に向けて活動報告会を実施。たくさんの方にお越しいただきました。
HP6

これまでのプログラムを通して、中学生も亀川地域の一員であり、自分たちにも出来ることがあること、主体的に考え動き出すことで地域が少しずつ変わっていくことを学びました。
これからも、亀川のまちをよりよくしていくために「ふだんの くらしの しあわせ(福祉)」を実践してくれることを期待しています。

♪プログラムを終え、1年生が感想をまとめてくれました(一部紹介)♪

・地域をよくすることを考える、高齢者のことを考えるということは、これから年を取っていく私たち自身のためにもなることだと思いました。
・普段の暮らしを幸せにする福祉がもっと広まって、みんなが幸せに暮らせる社会にするためには、やっぱり自分たちで動いて変えていかなければいけないんだとわかった。
・(近くにスーパーがないという課題、移動販売について調べ、地域に発信したグループ)この学習は、移動販売の人たちにとっても良いことであり、岡田に住む人たちにとっても良いことであり、そして何より自分たちにとっても良い事であると感じた。
・私たちにできることは少ない、限りがあると考えていたけど、私たちにできることはいっぱいあるし、それを実行しないなんてもったいないと感じました。
・自分が岡田地域の役に立っている実感を持つことができました。
・こんなにも真剣に地域のことを考えたのは初めてでした。
・今回の取り組みで、ますます亀川のことが好きになりました。これからも地域を大切にしていきたい。
・たくさんの人の目にふれる市報に、交通安全の紙をはさませてもらうことができて、本当に行動すれば変わるんだなと思った。

中学生も地域の一員として「地域のために何かしたい」という地域貢献の気持ちや、「地域の役に立っている」という実感につながったこと、そして何よりこのプログラムを通して地域の様々な方と関わることで地域とのつながりが深まり「地域への愛着・地域を大切にしたい」そんな気持ちが芽生えるひとつのきっかけになったのではと思いました。

 

最後になりましたが、今回のプログラムを実施するにあたり、本当に様々な方にお世話になりました。
★海南市で初めての取り組みという事もあり、何度も何度も打ち合わせに時間を取って下さった亀川中学校の先生方。
校長先生・学年主任の先生をはじめ、1年生の先生みなさんが、プログラムの企画の段階から一緒に考えて下さいました。

★亀川の地域のみなさま。亀川の地域活動の紹介にはじまり、高齢者のお宅インタビュー、そして生徒の地域福祉活動実践の際にも、とても親身になってご協力いただきました。民生委員児童委員協議会、自治会、友愛クラブ、女性会、福祉施設、その他地域のボランティアさんなど、本当に多くの方にご協力いただきました。

「亀川ささえ愛(亀川地区第2層協議体)」についてはこちらをクリック

★このプログラムを企画するにあたって、たくさん助けて頂いた宮崎県日向市社会福祉協議会の方々。プログラムの流れや目標設定など、アドバイスを頂いたり、先方の大切な資料を頂いたり、たくさん相談に乗っていただきました。

この取り組みにご協力頂きましたすべての方に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
また来年度もこの取り組みを続けていければと考えています。今後ともよろしくお願いいたします。