海南市社会福祉協議会

【報告】3/5(日)災害ボランティアセンター訓練実施!

2017-03-17

平成29年3月5日(日)9:00~12:00
海南市住民センターにおいて海南市災害ボランティアセンター設置運営訓練を開催しました。

この災害ボランティアセンターは大規模災害発生時に、主に社会福祉協議会が開設し、関係団体や地域住民の協力を得ながら、運営することが求められます。
そこで海南市社会福祉協議会では年に1回訓練を行っています。

今回の訓練では、まず初めに和歌山県社会福祉協議会・県災害ボランティアセンターのご協力を得て、災害ボランティアセンターについての講話を行っていただきました。
講話では主に災害ボランティアセンターの役割や機能のついてお話していただき、これから行う訓練の学びになりました。

訓練では、参加者全員が災害ボランティアセンターのスタッフ役(①~⑤の各班に分かれて活動)、駆けつけボランティア役の両方を体験していただきました。

①~⑤各班の取り組みを紹介します。(各班を担当した職員が分担して書きました!)。

【①ボランティア受付班】
ボランティア受付班は、被災地に駆けつけてくれたボランティアさんが最初に向かい、登録やボランティア保険加入などの手続き、資格や特技等を記入してもらう所です。
まずボランティア受付カードに記入してもらい、付箋2枚に名前と携帯番号、ガムテープを代用した名札にカタカナで名前を書いてもらうよう声かけをしました。
HP21
受付で案内した方を次のオリエンテーション班に誘導する傍ら、訓練ですが駆けつけボランティアさんの右腕に貼られた名札をしっかりと貼り直す手伝いをしている所からも「本日の活動、怪我のないようにお願いします!」という気持ちを込め、対応している班員の姿が印象的でした。

また駆けつけてくれた大勢のボランティアさんが効率的に受付できるように、訓練の途中で改善策として受付手順を変更してみました。
それでもどうしても発生してしまう受付待ちの時間にボランティアさんにどのような声掛けをして、どういったケアができるか班内で自然と話し合いが行われ、実際の現場でも支援に駆けつけてくれたボランティアの方々に対して、感謝の気持ちを持って笑顔で接するよう心掛けようとの意見になり、今回の訓練でも駆けつけボランティア役の方に笑顔で対応しました。その(笑)顔がその後の各班はもちろん被災者の方まで繋がっていくことを想いながら・・・★彡

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(ボランティア受付班 担当職員)

【②オリエンテーション班】
オリエンテーション班は、ボランティアに来て下さった方々に、はやる気持ちを落ち着かせて頂き、ボランティアの心構えや活動の注意点などを説明するところです。

オリエンテーション班は全部で9名。まず和気あいあいと自己紹介&班の説明。
HP1
その後3人ずつ3つのグループに分かれ、
①駆けつけボランティアの誘導 ②ボランティア活動についての説明 ③駆けつけボランティア
上記3つの役割を交代しながら、すべて体験していただきました。

①駆けつけボランティアの誘導は、オリエンテーション班に来られたボランティアに席を案内したり、集まり具合を確認しながら説明をはじめるかどうかの判断、そして説明後は次のマッチング班への送り出しを行います。

②ボランティア活動についての説明は、「ボランティアに行く前にお読みください!」のプリントに沿って、ボランティアの心構えや活動の注意点、活動終了後の流れなどを説明します。オリエンテーション班のメインの仕事です。

③駆けつけボランティアは、今回海南市災害ボランティアセンターに訪れた「ボランティア役」として、受付→オリエンテーション→マッチング→資機材→活動報告 と災害ボランティアセンターの流れに沿ってまわっていただく役割です。

下の写真は、②のボランティアについての説明をして下さっているところです。
HP3HP4HP5
説明して下さった方々の個性が出ていて、素敵な説明でした。
もし県外から来られたボランティアさんがいたら、和歌山の良いところが伝わるような、そんな説明だったと思います。
そして何より全員が「ボランティアに来てくれてありがとう」という気持ちを丁寧に言葉にして下さっていたので、駆けつけボランティアさんにも伝わっていたと思います。

そして、社会福祉協議会で準備した掲示物だけでは、駆けつけボランティアさんに伝わりづらいのでは…という事で、自分たちで「どんなことを伝えたいか」「どんな風に伝えれば良いか」と話し合いながら追加で書いて下さいました。
班の中には、東北や和歌山紀南の災害などでボランティア活動をされた経験のある方もいらっしゃり、そんな経験も活かして書いて下さいました。
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『いい意味で わりきり』『明日へ ひきつぐ』
これは、以前災害ボランティア活動をされた参加者の方が、話してくださったことです。
「活動をしているとどうしても、もう少しで終わりそうとか、もう少しやってあげたいという気持ちになる。でも、さらにボランティアが必要であれば明日へ引き継ぐことができるので、いい意味で割り切って明日のボランティアさんにバトンを渡そう」という意味が込められています。

ボランティアする側も、ボランティアの時間をしっかり守り、体調面・精神面のケアをすることが必要。そして被災された方々にも毎日の生活があり、そのペースがあり、あまり長時間ボランティアを受け入れるのが望ましくないこともあります。
経験された方だからこそ、話せることなのだと納得しました。

『頑張りすぎない!ケガのないように!』
これは、参加者の中から「張り切りすぎてけがしてしまったら、自分も被災地の方々もどちらも悲しい。どちらにとっても良くないね」という言葉があり、追加で書いて下さいました。
メンバー9名、素晴らしいチームワークで本日オリエンテーション班の活動をして下さいました。本当にお疲れ様でした!

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(オリエンテーション班 担当職員)

【③マッチング班】
マッチング班は、被災者からのさまざまなニーズ(困りごと)とボランティアが希望する活動を結ぶところです。

被災者や被災地のニーズから支援活動が始まります。
マッチング班は、被災者の思いを大切にして、駆けつけたボランティアに活動内容を伝えます。
HP31

しかし・・・
訓練では、本来のマッチング班の機能を飛び越え、用意されたニーズに対して、駆けつけたボランティアに「①何ができるだろう?」「②そのためにはどんな資機材・モノが必要だろう?」をグループで考えてもらいました。

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さて、自分やグループでは何ができるのでしょう・・・
どんな資機材・モノが必要でしょう・・・

スタッフは雰囲気づくりから入ります。
ボランティアさんは真剣に取り組みます!!
…それでも意見が出にくいグループには、少しヒントを・・・

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するとドンドン意見が出てきます。
災害ボランティアセンターに寄せられるニーズは「泥のかき出し」「家財道具の移動」などといった“力仕事”ばかりではありません。
「お話を聴く」「物資の仕分け」「避難所の手伝い」など、さまざまです。

それぞれに「できること」が見つかり、その活動に必要な「資機材・モノ」を書き出せました。
では、資機材・モノを借りに資機材班へ誘導します。
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(マッチング班 担当職員)

【④資機材班】
資機材班は、ボランティア活動に必要な資機材の貸出しと在庫管理を行うところです。

①資機材貸出し受付
ニーズ受付カードに書かれている必要な資機材を確認し、他のスタッフに聞こえるよう資機材名・必要数を読み上げます。
②在庫数の確認
①で読み上げられた資機材の在庫があるかをリストで確認し、③に正確に伝えます。
③資機材・備品管理リストへの記入
①②から伝えられた資機材及び個数を資機材を管理リストに記入します。
④資機材の貸出し
今回の訓練では資機材名と個数をカードに記入し、資機材として貸出しました。
⑤資機材返却の受付
返却された資機材の数は合っているか、破損がないかを確認し、返却されたことを②③に正確に伝えます。

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海南市社協では所有していない資機材のニーズもあり、どうやって調達するか・代用するかをその場で判断しなければならない場面も…
そんな時はリーダーを中心として話し合い、「近隣の社協から借りる」「被災していないホームセンター等で購入する」などの対応(仮想)がとられました。
後のふりかえりで「実際は海南市社協に備えてある資機材でしか対応できないことも多いので、あらかじめリストを見てもらいそこから選んでもらえばよかったかも…」との意見も出ました。
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資機材・車両班のメンバーは8名。初めて訓練に参加される方、今迄に訓練に参加し資機材班を経験されたことのある方、実際に災害ボランティアとして活動したことのある方など経験もさまざま。経験のある方が初めての方をフォローする姿も見られ、チームワークは抜群でした!

また、今回の研修では、日本防災士会 和歌山県支部より参加して下さった方もおられ資機材班にて活動して下さいました。
防災士としての経験を活かし、いつもアドバイスを下さったり、ご協力頂いています。
本当にありがとうございます。
今回の訓練だけでなく、平時より連携が取れる関係づくりを目指していきたいと思います。

HP41

(資機材班 担当職員)

【⑤活動報告班】
活動報告班は、活動を終えて戻って来られたボランティアから、活動内容の報告や被災者の様子などを聴き取るところです。

活動から戻って来られました!

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笑顔でお出迎えです。
ボランティア全員が、ケガなく無事に帰ってこられ、スタッフ一同『ほっと一息』

ボランティアから「まだ玄関先の片付けが済んでいない」「室内は完了した」などの報告を聴き取りました。
「人手が足りず、数名増やせられれば」「女性がいればよかった」など次のマッチングに必要なアドバイスも聴き取ることができました。
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マッチング・活動報告班のスタッフとして感じたことは、ボランティアの皆さんに考えていただく時間が短かったように思いますが、スタッフは役割分担がなされ、お互いに補い合えたことはとても良かったです!

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(活動報告班 担当職員)

 

訓練終了後は各班それぞれ、うまくいったことや反省点などの振り返りを行いました。

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振り返りを行った後は、各班のリーダーに発表していただき参加者全員で意見を共有し、災害ボランティアセンターについての理解を深めました。

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朝早くからの開催にも関わらず、市民の方々32名に参加頂きましてありがとうございました。
今回の訓練を活かし、来年度も開催する予定ですので、是非ご参加お待ちしております。

また、今年は訓練終了後に海南ボランティア連絡協議会による非常時の炊き出し実習として、うどんの炊き出しを提供しました。
この非常時の炊き出し実習は、近い将来必ず起こると言われている南海トラフ巨大地震が発生した場合、海南市でも多くの市民の方が避難所生活を強いられることが想定され、その際に、海南ボランティア連絡協議会として炊き出しをスムーズに行うことを目的として毎年行っています。
今年は人に振る舞うことを前提とした訓練を行うため、災害ボランティアセンター設置運営訓練内にて行いました。
参加者一人ひとりにあたたかい食事を提供することが出来ました。
海南ボランティア連絡協議会の皆様ありがとうございました。
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